大阪は京橋、人情あふれる飲食街。その駅南側には新旧入り混ざった飲食店が軒を連ねており、そんな入り組んだビルの3階に位置するのが「焼き肉ホルモン踊ル」です。店主とは、大阪西中島の名店「匠」からの長い付き合いがあり、2024年5月に満を持して独立。これに伴い、TAC.DESIGNが店舗のクリエイティブワーク全般とVI（ビジュアル・アイデンティティ）の開発を担当しました。店主であり肉職人のまさし氏は、「焼肉はみんなの心を踊らせる」と語る情熱的で真面目な方です。この姿勢に感銘を受け、シンボルマークは「炎の舞」をデザインコンセプトに開発しました。規則性のない流線は消えることのない「炎」を表現しており、「踊」の文字をモチーフにしています。全体のグラフィックデザインは、店の特徴であるほどよい緊張感と居心地の良さを兼ね備えた空気感を演出するために、余白を活かしたデザインとしました。ロゴタイプの開発においては、正式な店名「踊ル」に勢いを感じてもらい、来店者が勢いよく肉を楽しめるようにという願いを込めました。